@article{oai:osu.repo.nii.ac.jp:00001901, author = {中山, 英治 and NAKAYAMA, Eiji}, journal = {大阪産業大学 人間環境論集, OSAKA SANGYO UNIVERSITY JOURNAL OF HUMAN ENVIRONMENTAL STUDIES}, month = {Mar}, note = {中級日本語学習者が日本語母語話者と雑談をするとき,どのような聴解の困難点を持っているのかを明らかにするために,学習者の理解の過程を発話の分析を通じて詳細に調査した。その結果,中級日本語学習者の聴解の困難点として,次の(a)から(c)が明らかになった。  (a) 自国の文化や習慣をふまえた既有知識で未知の語を推測してしまうことがある。  (b) 前の文脈を聞いたことで,今聞いている発話を誤解してしまうことがある。  (c) 類似した音や部分的な音を聞いたことで失敗したり,未知の語に対して既有の漢字をあてはめて,不適切に理解してしまったりすることがある。  雑談に関する研究について調べてみると,これまでの日本語教育の分野では,「雑談の場における会話能力」や「雑談自体の構造や機能」に関する研究が多かったが,これからは,「雑談の場における聴解能力」に関する研究も進められなくてはならない。そのためには,日本語学習者の聴解過程を詳細に探る研究が重要である。また,その成果を聴解教育に取り入れる必要もある。}, pages = {145--158}, title = {雑談における中級日本語学習者の聴解困難点}, volume = {16}, year = {2017}, yomi = {ナカヤマ, エイジ} }